大御所に触れる
9月ですよ。
モーリス・ホワイトが恋しくなる季節ですよ。
先の日曜日は、中之島の国立国際美術館で開催中の
「横尾忠則全ポスター展」を観てきました。
フリーランサーな仕事柄、
わざわざ日曜日に行く必要はなかったんですが、
たまたま都合が良かったのがこの日だったわけです。
2ヶ月ぐらいある会期もいよいよ後半ということで、
来館者もちょっとは落ち着いてるだろうと
タカをくくって臨んだのですが、横尾先生をナメちゃいけません。
会場はエントランス付近から多くの人で溢れかえっており、
自分のペースで作品を鑑賞できる雰囲気ではありませんでした。
ということで、結局、全展示を2周観て廻ってもなお時間足らずな、
未だかつて経験したことのない圧倒的なボリュームでしたね。
作品は、横尾先生がプロとして活躍される以前のものから、
「天井桟敷」「腰巻きお仙」などのポスターで一躍時代の寵児となった
60年代〜70年代のシルクスクリーン作品を中心に
さらに密度とメッセージ性が異常なまでの創作意欲で高められ
「画家宣言」以降の80年代を経て近年のCG作品へと展開します。
総数800点を越える横尾ポスターの集大成は、
まさに「全ポスター展」というタイトルにふさわしい
超ド級のエキシビジョンでした。
とりわけ60年代半ば以降の圧倒的な表現性は
横尾忠則先生のオリジナリティが
作品の表面張力を上回らんとするほどですが、
それと同時に、半世紀以上にわたる作品展開からは、
つねにその時代の「空気」を強く感じることができます。
「今」という、その時代、その場所でしか感じることの出来ない
雰囲気を的確に把握し、自身の表現世界に落とし込む。
さらに自身のオリジナリティによって、それらを普遍の域にまで高める。
横尾先生のクリエイティブが、決して時代に"沿った"ものではなく、
つねに時代を"切り開いて"いたところに、
この偉業がなせる所以があるのではないでしょうか。
今回の展示では、横尾先生の原画(ポスターラフ画)が
展示されており、これが目からウロコの垂涎ものでした。
先生のアートワークに観られる世界観は、
天才にこそなせる発想であり所作であると、
簡単に考えてしまいがちでなのですが、
こちらの原画には、同じモチーフを何度も描き直し、
切り貼りでコピーのレイアウトを推敲した形跡がみられ、
そこには、決してアーティストとしての稀な才能だけでなく、
グラフィックデザイナーとしての不断の、
それも並大抵ではない貪欲な姿勢が垣間みれました。
小生、グラフィックやイラストレーションを生業とする身として
押し流されてしまれてしまいそうなぐらいの洗礼を浴びてきたのですが、
60年代〜70年代の文化が好きな方にはもちろん、
横尾ワールド初体験のビギナーさんでも
カラダの奥深くにまで感じる何かがココにはあります。
会期も残り少ないですが、まだご覧でない方いらっしゃれば、
是非足をはこんでみてください。断然オススメです。
───────────────────────────────────
横尾忠則全ポスター展

【会 期】2010年7月13日(火) 〜9月12日(日)
【会 場】国立国際美術館
〒530-0005 大阪市北区中島-2-55
TEL:06-6447-4680
【時 間】10:00〜17:00 (金曜 10:00〜19:00)
【休館日】月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休館)
【詳 細】横尾忠則オフィシャルサイト
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ちなみに、帰りに今回の図録を買い求めに
ミュージアムショップに寄ったのですが、金12,000円也!!
ムリ〜・・・。
モーリス・ホワイトが恋しくなる季節ですよ。
先の日曜日は、中之島の国立国際美術館で開催中の
「横尾忠則全ポスター展」を観てきました。
フリーランサーな仕事柄、
わざわざ日曜日に行く必要はなかったんですが、
たまたま都合が良かったのがこの日だったわけです。
2ヶ月ぐらいある会期もいよいよ後半ということで、
来館者もちょっとは落ち着いてるだろうと
タカをくくって臨んだのですが、横尾先生をナメちゃいけません。
会場はエントランス付近から多くの人で溢れかえっており、
自分のペースで作品を鑑賞できる雰囲気ではありませんでした。
ということで、結局、全展示を2周観て廻ってもなお時間足らずな、
未だかつて経験したことのない圧倒的なボリュームでしたね。
作品は、横尾先生がプロとして活躍される以前のものから、
「天井桟敷」「腰巻きお仙」などのポスターで一躍時代の寵児となった
60年代〜70年代のシルクスクリーン作品を中心に
さらに密度とメッセージ性が異常なまでの創作意欲で高められ
「画家宣言」以降の80年代を経て近年のCG作品へと展開します。
総数800点を越える横尾ポスターの集大成は、
まさに「全ポスター展」というタイトルにふさわしい
超ド級のエキシビジョンでした。
とりわけ60年代半ば以降の圧倒的な表現性は
横尾忠則先生のオリジナリティが
作品の表面張力を上回らんとするほどですが、
それと同時に、半世紀以上にわたる作品展開からは、
つねにその時代の「空気」を強く感じることができます。
「今」という、その時代、その場所でしか感じることの出来ない
雰囲気を的確に把握し、自身の表現世界に落とし込む。
さらに自身のオリジナリティによって、それらを普遍の域にまで高める。
横尾先生のクリエイティブが、決して時代に"沿った"ものではなく、
つねに時代を"切り開いて"いたところに、
この偉業がなせる所以があるのではないでしょうか。
今回の展示では、横尾先生の原画(ポスターラフ画)が
展示されており、これが目からウロコの垂涎ものでした。
先生のアートワークに観られる世界観は、
天才にこそなせる発想であり所作であると、
簡単に考えてしまいがちでなのですが、
こちらの原画には、同じモチーフを何度も描き直し、
切り貼りでコピーのレイアウトを推敲した形跡がみられ、
そこには、決してアーティストとしての稀な才能だけでなく、
グラフィックデザイナーとしての不断の、
それも並大抵ではない貪欲な姿勢が垣間みれました。
小生、グラフィックやイラストレーションを生業とする身として
押し流されてしまれてしまいそうなぐらいの洗礼を浴びてきたのですが、
60年代〜70年代の文化が好きな方にはもちろん、
横尾ワールド初体験のビギナーさんでも
カラダの奥深くにまで感じる何かがココにはあります。
会期も残り少ないですが、まだご覧でない方いらっしゃれば、
是非足をはこんでみてください。断然オススメです。
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横尾忠則全ポスター展

【会 期】2010年7月13日(火) 〜9月12日(日)
【会 場】国立国際美術館
〒530-0005 大阪市北区中島-2-55
TEL:06-6447-4680
【時 間】10:00〜17:00 (金曜 10:00〜19:00)
【休館日】月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休館)
【詳 細】横尾忠則オフィシャルサイト
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ちなみに、帰りに今回の図録を買い求めに
ミュージアムショップに寄ったのですが、金12,000円也!!
ムリ〜・・・。

