©2018 さくらいはじめ
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暮しのおしゃれ
大阪城をジョギングしてたんですが膝を故障してしまいました。
鼻息粗く始めてまだ2週間も経ってないのに早速です。
ってか、健康のために走ってて膝痛めるって、どんだけ〜!!


作家研究をどんなに重ねても描かないことには絵は上手くならない。
絵描かんと長ったらしいブログ書いてるなんて以てのほか。
そんなことは重々承知ですが、今回もオススメ画集の紹介です。



言論の自由と紙面の美しさを重んじる故
一切の広告をとらずに刊行された雑誌「暮しの手帖」。
戦後日本において本当に豊かなくらしとは何かを追求した
昭和の粋人、花森安治先生の生誕100年記念として出版された
『花森安治のデザイン』(2011年 暮しの手帖社編)では、
「暮しの手帖」創刊から30年間、編集長をつとめた花森先生の
表紙原画、書籍装丁、カット、手描き文字など約300点を掲載。


様々な画材や技法で描かれる日常ありふれた対象物は
洗練された構図によって豊かな暮らしをシンボライズ。


幾何学的なレイアウトや真上からのアングルで撮影された
写真たちは現実を超えた全く新しい表情を見せる。


書籍装釘原画にも受け継がれる花森美学は大胆と精緻のバランスが絶妙。


絵の上手い人はもれなく字も上手い。
きれいな字を書くかではなく文字でうまく気分を表現できるかどうか。


見るに美しいビジュアル、読むに心打たれるコピー。
以前、堀内誠一先生の展覧会を観に行った時にも
似た印象を受けたのですが、素晴らしい才能は形に関係なく
心に響く表現を発信するものだとあらためて感じました。

戦後の日本においてそれまで軽視されつづけた暮らしを
「守るにたる」ものにすることを目指した花森先生の想い。
それは、暮しの手帖社の前身、衣装研究所より発行された
『スタイルブック』の巻頭に宣言ともいえる文章で記されました。

「まじめに自分の暮らしを考えてみるひとなら、誰だって、
 もう少し愉しく、もう少し美しく暮らしたいと思うに違いありません。
 より良いもの、より美しいものを求めるための切ないほどの工夫、
 それを私たちは、正しい意味の、おしゃれだと言いたいのです。」

「まじめに〜考えてみる」「切ないほどの工夫」など、
おしゃれをするにも努力と勤勉さが必要であると解釈できるこの文章には、
現代でも十分に通用する普遍的なテーマを含んではいないでしょうか。
そして、特別な時や場所だけでなく、日常生活においても
不断の心がけで"おしゃれ"を意識することが大切だということです。

フリーランスになって自宅で仕事をするようになって、
来客予定とか外出予定が全くない日には
オムツ×ロンパースの娘よりもヌカった身なりだったりします。
これじゃイカン!本当のおしゃれは普段着から取り組んでかないと。
ジョギングしてて膝痛めてる場合じゃないです。

※写真、小さいすね。是非実際の本をお手に取ってご覧下さい。
| 本のポップアートソウル | 02:15 | comments(0) | trackbacks(0)
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