本のレア・グルーヴ!

  • 2013.07.05 Friday
  • 15:00
 形あるものが好きだ!本もレコードも重くてナンボ!かさばってなナンボ!本日ご紹介するのは、このブログカテゴリ名の元ネタにもなってる渋谷系の断末魔が聞こえてきそうな一冊。

『groovy book review 2000』
荒木重光 編(1999年 ブルース・インターアクションズ)



 Amazonで検索したら、綺麗な古書だとそこそこいい値段してたから初版を諦め新品で購入したところ、届いたのはやや色褪せ気味で若干角折れ気味な表紙。奥付を見ると発行1999年9月25日・・・て、これ初版やん!デッドストックやん!手付かずの売り上げカードやブルースインターアクション宛の感想ハガキが物悲しいやん!まぁ、重箱の隅っこみたいなこの本の需要を考えたら、重版なんてするはずないか。



 当時は『モンドミュージック』同様、知る人ぞ知るぐらいには話題になった本書。目次をざっと流してみると、執筆陣の顔ぶれから匂い立つ90年代サブカル臭のキツいことキツいこと。



 右綴じ・右開きなのに横書きという、当時の雑誌『STUDIO VOICE』などでもよく用いられた非常に読みにくい文字組と改行。文末に(→)と表記してまでこのやり方を選ぶセンスは、デザイナーとして見習うべきじゃないよね。見づらい写真は目の粗い用紙に単色刷、読者に優しくない小さすぎる文字もまた然り。



 とかく読み辛い本なのでまだ流し読みしかしてないですが、森本美由紀先生による「長澤節」3選、藤田滋生氏による「佐々木マキ」3選、常磐響氏による「博覧会が連れてきた未来」3選などなど興味深いテーマ多数。松浦弥太郎氏の挙げる書籍はどれもググってしまいたくなる本ばかり。
 また、この本の編集を手がける荒木重光氏のセレクトには「和田誠グレイテストヒッツ」や「グラフィック・エクスプローション」など僕の個人的ツボをピンポイントで攻めてきます。
 そして何より「本のレア・グルーヴ!読書のニュー・ウェイヴ!!」に勝るキャッコピーは無いでしょう。時代が時代ならこれで一生食ってけるクオリティですよ。

 とかなんとか言うてますが、ポップアートソウル的には森本美由紀先生による表紙画、原子高志先輩のイラストだけで手元に置いておきたい一冊なのです。



 そういや『NUDE RESTAURANT』DJイズミのカバンにも入ってた"オカマ本"、クレモンティーヌ著『クレモンティーヌのフランス案内』もしっかり掲載。ほら、間違いないでしょ?

 ちなみに続編『groovy book review 2001』も配達待ち。なんだかんだ言うて好きなんですよね。90年代に青春を過ごした人が郷愁に耽るにもってこいの一冊です。


 そうそう青春といえば、本文とは一切関係ないですが、来週11日(木)の朝日新聞の特集広告でイラスト描いてます。去年に引き続き「私立高校の魅力」をテーマに結構デカデカ載っけてもらえるらしいので、是非チェックしてくださいね。
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